私たちが振付した曲の、振付に込めた想いやエピソードをご紹介しています。
今回は、乃木坂46「しあわせの保護色」です。
今回は乃木坂46の「しあわせの保護色」です。
中心メンバーである白石麻衣さんの卒業ソングであるこの曲の振り付けを担当させていただきました。
「プロム」と呼ばれる外国の卒業パーティーをイメージして振り付けをつけました。
目次
イントロ
MVで白石麻衣さんにお花を渡すシーンがとても印象的だったので、ライブバージョンの振り付けにもお花を渡す様子をイメージした振り付けを取り入れました。
1番のAメロ
♬ 探し物は どこにあるのだろう
白石麻衣さんにとってアイドルになる前の夢は、ステージで歌って踊ることだったのではないかなとイメージして、最初は華やかな形の振り付けにしました。
そして、歌詞の通りに両手を眉のあたりまで上げて、探し物をしている振り付けにしています。
♬ Ah 胸の奥 何度も問い掛けてきた
ここでは、メンバーが踊っているときにメンバーの間を白石麻衣さんに抜けてもらっています。
乃木坂46のメンバーを花畑に見立てて、そこを白石麻衣さんが歩いている様子をイメージしました。
♬ 思い出のその中に あるかもしれない
メンバーの花畑を抜けると、白石麻衣さんには新しい未来が待っています。
なので、乃木坂46での「思い出」を振り返りながら花畑を歩くという表現にしました。
あまり曲の最中に1人だけ歩くという振り付けはないのですが、白石麻衣さんの卒業曲だからできた振り付けでした。
1番のBメロ
1番のBメロでは、歌っているメンバーと歌っていないメンバーで振り付けが分かれています。
歌っていないメンバーは、「ザ・スリー・ディグリーズ」というアメリカで活躍したアーティストのスタンドマイクで歌う様子をイメージしました。2006年に公開された映画「ドリームガールズ」のイメージにも近いです。
実際に歌っていないメンバーの振り付けですが、コーラスに合わせた振り付けにしました。
メンバーが顔を合わせてこの振り付けを踊ると、素の感じが出ていてとても可愛らしいのでぜひ歌っていないメンバーにも注目してみてください!
サビ直前のメンバーの立ち位置の変化もとても素敵なので注目ポイントです!
プロムをイメージしていて、前で踊っていた後輩メンバーが後ろにいた1期生に手を差し出して前に送りだす振り付けになっています。
ちなみに、白石麻衣さんを送り出している大園桃子さんは、毎回ここで嬉しそうにしていました!
1番のサビ
MVとライブでは、サビの振り付けが異なりますが、今回はライブバージョンの振り付けを解説していきます!
♬ しあわせはいつだって 近くにあるんだ
サビ冒頭の人差し指と親指で何かをつまむ振り付けは、「しあわせ」が小さくて見つけづらいということを表現しています。
そして、手で丸を作って小さなしあわせを探して…
見つけて、OKサインのポーズを作るという振り付けになっています。
♬ I found it, will be good I found it, I know well I found it in my heart
ここはファンの皆さんも含めたみんなで出来る振り付けにしました!
みんなで白石麻衣さんを送りだそうということで、ハイタッチの振り付けになっています。
となりの人とハイタッチをしてから、両手でグッドを作るポーズを作ります。これを2回繰り返します。
次にとなりの人とハイタッチをして、直前のしあわせを見つけたときにも登場したOKのポーズを2回。
最後にまたとなりの人とハイタッチをして、両手を胸に当てる振り付けを2回繰り返します。
とても簡単なので、ぜひみなさんもやってみてください!!
ここで、少しMVの話をします!
MVでは白石麻衣が4期生の遠藤さくらさんと賀喜遥香に挟まれてハイタッチをするのですが、4期生の2人がめちゃくちゃ緊張してて可愛かったです!(笑)
白石麻衣さんが4期生にバトンタッチしているようにも見えました!