私たちが振付した曲の、振付に込めた想いやエピソードをご紹介しています。
今回は、AKB48「失恋、ありがとう」です。
今回はAKB48の57枚目シングル「失恋、ありがとう」です。
シンプルな振り付けが多いので皆さんもぜひ踊ってみてください!
1期生最後の現役メンバー・峯岸みなみさんの参加するラストシングルです。峯岸みなみさんは、メンバーがイメージを共有できるように引っ張ってくれている姿がとても印象的でした。
目次
冒頭のサビ
♬ 失恋 ありがとう
「失恋、ありがとう」でとくに印象的なハートのポーズ。失恋して羽が片方取れちゃったというポーズをイメージしています。
歌詞の内容に合わせて、グーポーズで「ありがとう」を意味しています。
♬ 思い出がいっぱい
AKBは毎日劇場で頑張っている元気なイメージがあるので、この振り付けでむしゃら感が出るようにしています。
見た目より難しい振り付けで、かっこよく見せるポイントはお尻をグッと入れることです!
「いっぱい」では前頭葉のあたりをパーの親指で指してから、手を上にフリフリと挙げることでたくさんの思い出が上にあることを表現しています。
♬ 涙を拭いたら
まずは縦に拭いて…
横に拭きましょう!
どちらも手のひらが前を向くこと意識してくださいね!
♬ さよなら悲しみよ
さよならと手を振るイメージで腕を回した後、「わーっ」と叫んで悲しみとさよならします。
センターの山内瑞葵さんはダンスがとても上手くて、形が崩れないので綺麗に見えます。
山内瑞葵さんはセンターということもあり、ハートのポーズがアップで撮られることが多いのですが、いつも正確でとてもキレイです。(意外とこのポーズを一発で作るのは難しいです…)
1番のAメロ
観る人の記憶に残るシンプルな振り付けにしたいと考えて作成しました!
♬ この世界の恋のほとんどは
まず、心臓の鼓動が伝わるシンプルな可愛い振り付けにして、歌っているメンバーが目立つようにしました!
♬ うまくはいかないものなんだ
両手でバツを作ったり、両手を上に向かって挙げることで「上手くいかないのはなんで?」という気持ちを表しています。
♬ 好きになるのは簡単だけど
小指をこめかみの辺りで立ててアンテナが立っている様にしています。
♬ 両想いになるのは難しい
ここでは歌を歌っていない周りのメンバーがペアになってハートを作ろうとするのですが、上手く噛み合わなくてハートが出来ない(両想いになれない)という振り付けです。
告白前の気持ちで向き合ってもらったので、そういったメンバーの表情にも注目してみてください!
歌を歌っている小栗有以さんと岡部麟さんが背中を合わせて2人の指でハートを作るのですが、それがとても難しいです。
両想いになるのは”難しい”という歌詞を表現しているのですが、ハートではなくおにぎりになってしまうことも…(笑)
ポイントは親指を第一関節で曲げてハートの曲線をキレイに出すことです。
♬ これが運命と思い込んで
柏木由紀さんの真後ろに岡田奈々さんが来て、チラッチラッと顔を出すところがポイントです。
ここについては特別指示はしていないのですが、岡田さんが可愛らしい表情で自分からやってくれました。
♬ 死ぬの生きるのって騒いでた
拍手している手を自分の体の周りを回すことで、パッと騒いでいる様子が伝わる振り付けにしました。
♬ 自分が勝手に夢を見て
前頭葉を人差し指で刺して、夢を見ています。
周りのメンバーは眠っていて自分の夢の中で「何かを描いている」という振り付けです。
♬ 勝手に夢から覚めただけ
シンプルに夢から覚めたという歌詞を表現した振り付けになっています。
ここでもメンバーの表情に注目してみてください!
片想いの夢から覚めて、「よかった」と思っている人と「くそー」と思っている人に分かれていて、メンバーそれぞれが自分の歌詞の解釈に合わせて表情を作っています。
1番のBメロ
♬ 息をするのも苦しいくらい
胸を両手で押さえて、息をするのが辛い振り付けです。
♬ 眠れぬ夜を乗り越えられた
眠れぬ夜を波に例えていて、みんなで乗り越えようという思いが込められています。