私たちが振付した曲の、振付に込めた想いやエピソードをご紹介しています。
今回は、シュークリームロケッツ「君のAchoo!」です。
秋元康さんプロデュースのこの楽曲の振り付けを私たちCRE8BOYが担当しました。
目次
イントロ
冒頭ではスカートが繋がっていて、小股でチョコチョコと歩く可愛い振り付けになっています。
ここは1回目の披露と2回目の披露で振り付けが変わっています。
1回目の披露では、ポーズを取っているところからメンバーが1人ずつ離れていく振り付けでした。しかし、スカートが繋がっているとことをしっかりと見せたいという理由からこの振り付けに変更しました。
スカートが磁石でくっつく仕組みなので、ステージ裏でスカートをつけて入場しています。
1番のAメロ
♬ 買ったばかりのスニーカー 初めて履いて
ひとりひとりがバラバラな振り付けを踊っていますが、おもちゃがおもちゃ箱から飛び出して勝手に動き回る感じをイメージしました。
振り付けだけでなくリズムの取り方もバラバラなので、1人ずつ観てみてください!
♬ 誰も大人になるんだ(流され…)
ここは”大人になりたくない”という時の流れに逆らう気持ちをイメージして、時計が反対に回っている振り付けになっています。
1番のBメロ
♬ 春色の陽射し
松本ももなさんが振り返るときに長い髪がふぁさっと靡くところがとても素敵なので注目してください!
♬ 僕は知った小さな奇跡
なんと言っても、サビ直前のくしゃみは大きなポイントです!
この楽曲を制作する前にシュークリームロケッツが言っていた”楽曲に毒を入れたい”という要望に対して、秋元康さんが”くしゃみ”でひねりを出したんじゃないかなと思っています。
私たちもこのくしゃみが印象的になるように意識して振り付けを作りました!
1番のサビ
♬ まるで時間(とき)が止まったように
ここは、上半身の波のような動き(ウェーブ)を使いながら後ろへ移動する振り付けです。
意外と難しい振り付けなのですが、踊れるシュークリームロケッツを見せたかったのでこの振り付けを取り入れました。
♬ 君だけは汚れないでね
「君」のところで下から上に腕をあげるのですが、力がないと腕が上に上がりすぎてしまいます。
そこで、腕を伸ばした先にいる人をしっかりと見るという練習を行いました。ここは、最後のサビでも登場するポイントです。
2番のAメロ
♬ 友達なんかに 絶対話したくない 今朝 目撃した本当の女神
親指と人差し指で何かを摘むポーズをつむじの辺りに持ってくる印象的な振り付けは、「女神」の髪飾りをイメージしています。
♬ 水たまり
真ん中に水たまりがあるイメージです。
小澤愛実さんと長月翠さんが池の外側で「来るなよ〜」と言っているところに、松本ももなさんが池にジャンプして入るという振り付けになっています。
「来るな」と言っておきながら本当は来て欲しいダチョウ倶楽部さんのネタのような遊び心をイメージしました。
2番のBメロ
♬ スカートのプリーツ 揺れて
スカートのプリーツを揺らしているところをイメージした可愛らしい振り付けです。
♬ 青春 捨てたもんじゃなかった
2番のサビ前のここでは、2回くしゃみが登場します。長月翠さんのくしゃみに対して小澤愛実さんがくしゃみをかぶせます。
間奏
間奏はかなり細かいメロディになっていて、その分振り付けも相当細かく作り込みました。
踊れるシュークリームロケッツを見せるために、ここは高い難易度の振り付けになっています。
Dメロ
♬ 僕のスニーカー
間奏に引き続き難所となっています。音楽でトントンと低い音が流れるのですが、この音に合わせて足を動かし、「スニーカー」が印象的になるようにしました。
大事なポイントなので、タイミングが揃うように練習を重ねました。
ラストのサビ前(落ちサビ)
♬ Achoo! 君が…君が…くしゃみした瞬間に(瞬間に)
メンバー3人が腕を組みながらくっついて歌うところがめちゃくちゃ可愛いです!!
ラストサビ
ラストサビではついにハンカチが登場します!
ハンカチはここまで左のポケットにしまってあるのですが、振り付けの中でスムーズに出すのは意外と難しいです。メンバーは、衣装さんの「綺麗に取り出すためのハンカチ折り方講座」を受けていました(笑)
♬ 君だけは汚れないでね
1番のサビと同様でハンカチが相手に向かって差し出せるようにまっすぐ腕を伸ばすところがポイントです。
アウトロ
アウトロでもバトルに勝つためにも印象に残ることをやりたい!と考えて、カメラに近づいてハンカチで拭くという振り付けを入れました。
メンバーの顔とハンカチが綺麗に入るようにカメラさんにも協力してもらいながら作り上げました。
MV撮影秘話
MV撮影前にも、この曲は番組のバトル企画でたくさん練習していたので振り付けは体に染み付いていたのですが、意外な落とし穴が…
これまでのマイクを持つ振り付けだったのですが、MVはマイクを持たない両手での振り付けになり、振り付けの確認も撮影当日でした。
たくさん練習したからこそマイクを持った振り付けの癖がなかなか取れず、苦戦している様子でした。